有機化学の教科書って皆さん何を使われてますか?
ボルハルトとか ジョーンズとかいろいろあると思いますが,
東大,理学部化学科の院試を突破したいなら,絶対にジョーンズは読んでおくべきです.
中村先生が訳されていることもあり,授業で使われていますし,
何より,普通にいい参考書です.章末問題の解答は英語しかないのでちょっと困りますが,
章末問題を解きまくっていれば,院試の問題なんてほとんど解けます.個人の応用力の差もあるかも知れませんが.
ボルハルトもなかなかいい参考書なのですが,
協奏反応や分子軌道論的な内容がほぼ無いので,少しレベルが低い感じがします.
ジョーンズの解答は英語ですが,TOEFLの勉強にもなるので持っておくと便利です.
書かれている英語も簡単なので,TOEIC500点ぐらいの人でも,普通に読めると思います.
ただ,一番見てほしいのはやっぱりウォーレンでしょう.
ウォーレンは楽しいです.
学部の参考書の中では,圧倒的におすすめです.難易度が圧倒的に高いですし,
これを全て理解していれば,院試の有機化学なんて半分寝てすみます.
東工大の院を受験した友人も愛用していました.
絶対に力のつく参考書です.
ウォーレンのいいところは,ほとんど下の方に詰まっていると思います.
協奏反応や,マニアックな金属触媒を用いた反応など,超絶面白いです.
座学でやる有機化学は楽しいですよね!!!
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